IAC創設者
井谷 武
僕の考える現代の武道とは、
一生涯、最高の機能を発揮できる身体と精神を磨き続けることだと考えています。
今の時代は、一生涯思い通りに身体を動かせることが、最上級のセルフディフェンスのような気がします。
人生100年時代、一生涯身体も精神も錆びつかない方が人生の黒帯ではないでしょうか?
僕は柔道をしている際に、医師から一生涯走れないと宣告されるような怪我を負いましたが、競技復帰しました。その後、格闘技に転身するも、首の骨折により競技も仕事も出来なくなり、無職で苦渋を味わってきました。
しかし今ではその経験が、僕の人生を底上げし、
天命に繋がりました。
人生を底上げしてくれた秘訣が、
戦で生死を争う時代に生まれた日本の武道の精神と肉体作りにあります。
僕は武道である柔道と柔術をこよなく愛しています。
日本では、創部1900年の伝統ある京都大学柔道部で、
心技体兼ね揃えた選手を育成するために10年以上指導してきました。
武道を通して、社会の発展に貢献したいためです。
武道の“武“と言う文字は、僕の名前です。
両親から争いを止めると言う意味で、武と名づけられました。
また柔と言う文字は、やわらかいと言う意味です。
やわらかい道と書いて、柔道。
やわらかい術と書いて、柔術と読みます。
一生涯、心も身体も柔らかく、
そして強くすることが重要なことだと感じています。
大きなことを言いましたが、僕も人生の黒帯を目指して
修行の真っ只中です。
武の名前に恥じない生き方をしていきたいです。
最後まで読んで頂き、おおきにマハロ。
京都大学高専柔道特別技術指導員
大阪生まれ
神戸大学卒業
マイケル・ナカガワ
UFC世界王者マックス・ホロウェイ専属レスリングコーチ
プロ格闘家
日本生まれハワイ育ち
カリフォルニア大学デービス校卒業
僕は20年以上、プロの格闘家として、スポーツ・身体活動に携わってきました。
そのキャリアのほとんどで、多くの悔しい怪我や痛みを経験してきました。
またプロ格闘家を務めながら、世界トップクラスの格闘家のサポートも同時に務めていたのですが、自分も含めて、怪我や痛みがある事を人生の一部として思い込んでいました。
キャリアを振り返ってみると、僕の抱えていたケガや痛みのほとんどは、日々の姿勢やトレーニング・ケアで簡単に防ぐことができたとキャリアの後半に気づきました。
強くなることばかりを考えて、もっと初歩的なアスリート以前の誰にでも出来る基本を疎かにしていたのです。
この基本的なことを身近な家族や友人に伝えたいと真剣に考えたのが、最愛の弟であるライアンがcovidのロックダウン中に亡くなったことがきっかけです。
僕は弟の死に打ちのめされ、心身共にどん底に落ちました。
心も体もボロボロで、自分の人生をどうしたらいいのか分からなくなり暗闇のトンネルにスタックしました。
1週間ほど身動きが取れず、何もすることができませんでした。
そんな僕を救ってくれたのが、ルームメートの井谷が誘ってくれた「運動」でした。
日本語では「運を動かす」と読みます。
良い運動(自分の体力に合った「良い」運動)は、人生を「良い」運気へと導いてくれると、僕は強く信じています。
僕は、運動を再開したとたん、それを身をもって体験しました。
心身の健康状態が変わり、暗闇のトンネルから徐々に抜け出すことができ、希望の光を感じれるようになりました。
この経験と知識を、同じ暗闇にいる家族やライアンの友人に伝え、救いたいと思いましたが、ロックダウン中で家から出ることは許されませんでした。
そこで井谷と、自宅でipadを使って運動の基本動画(呼吸・姿勢・ストレッチ・トレーニング)を撮影し、YouTubeに投稿することで、家族や友人達が視聴し、運動できるようにしたのです。
身近な人のために1年以上、動画を作り続けた結果、その輪は少しずつ大きくなり、ホノルルのダウンタウンにイタニ・アスレチック・クラブをオープンすることに繋がったのです。
会社名は、2020年に他界した私の最愛の弟の名前からとったRyan, INCです。
彼はこの物理的な世界に贈り物を残してくれたと感じています。毎回お客さんが笑顔で帰ってくれた時に弟が横にいてくれてる気がします。
僕が運動を通して、経験してきたことを最大限活かして、社会に貢献していきたいと考えています。